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フランス、パリのヴァンブ蚤の市で購入したリモージュ磁器、ベルナルド窯(B&C)のおしゃれな花柄、くすみカラーのヴィンテージカップです。
移動中の破損の可能性を考慮し余分に購入した分です。無事持ち帰る事が出来ましたので出品します。
フランスヴィンテージ、フランスアンティークが好きな方に是非。
ベルナルドは1836年創業のリモージュ磁器を代表する高級磁器メーカーです。1737年設立の旧王立製陶所と統合し現在も製造を続けています。メーカーHP https://www.bernardaud.com/jp/jp
購入先の店主によれば1950年代のカップ&ソーサーだそうです。
窯印(写真8、9、10番目)もその頃の物と確認できます。
NHKの『アンティーク鑑定旅』と言う蚤の市で掘り出し物を探す番組で、プロの方が用意したリモージュ磁器の代表ブランドの窯印資料にも載っていましたので参考に画像のせます。(写真11番目)
リモージュ焼きは中国や日本の磁器の白さに憧れて作られた物です。ですので通常下地は真っ白です。
くすみカラーは現行の商品にも無く、大変珍しいと思います。ただの想像ですが白への憧れが落ち着いて来た時代、より良いデザインを模索し作られたのかなと思います。
今どきのインテリアにもマッチするおしゃれなカップです。
(フランス磁器とリモージュ焼きの歴史を超簡単にまとめたので興味のある方は一番下をお読みください)
欠片やヒビはありませんが、絵柄や金縁の剥げは少しあります。(写真6番目など)ご確認頂き、ヴィンテージの味わいとしてご理解頂ける方にご購入して頂きたいです。
フランス磁器とリモージュ焼きの歴史
16、17世紀のヨーロッパでは中国、日本からの輸入磁器が貴族の間で大流行。ヨーロッパでは当時磁器の材料カオリンは発見されておらず製造の技術もありませんでした。
磁器は『白い宝石陶器』と呼ばれ、陶器とは違う真っ白で透明感のある磁器はヨーロッパの人々の憧れでした。
18世紀初頭ドイツのマイセンで磁器の製造が始まり、フランスでも18世紀中頃に軟質磁器の製造が始まります。
そして1768年リモージュでカオリンが発見されます。これによりリモージュ焼き、フランス磁器の本格的な製造がはじまりました。
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